書籍・雑誌

January 12, 2009

ジーン・ワルツ

海堂 尊の「ジーン・ワルツ」が、本年最初に読了した書籍であった。

年末に「小説新潮」のバックナンバーを処分するにあたり、読み落とした作品は無いかとチェックしていたところ、2007年に短期集中連載されていたことに気がついた。今更ながら。

「チーム・バチスタの栄光」に代表される「このミステリー小説がすごい!」大賞シリーズの著者にして、現役の勤務医である海堂 尊が書いた「ジーン・ワルツ」は、凄かった。

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September 07, 2008

「20世紀少年」

先週の日曜日、映画「20世紀少年」を観た。

みっちーがカメオ出演しているのが動機であるが、その前に映画館でこの映画の予告編を観た時、この映画は公開されたら早く観に行かなければ!と、何故か思ったのであった。

原作漫画を一度も読んだことが無く、その評判だけは周囲から聞いていた。漫画や小説が原作だと、映画におけるその世界感がマッチせずに評判が下がることがある。なので、まったく先入観なしで観た。

映画を観て直ぐに、原作を読みたくなった。このなんとも言えない魅力に溢れた映画の原作ならば、もっと素晴らしいに違いない、と。

翌月曜日から、8冊ずつ原作を購入していった。すべて読み終えたのは昨日だ。面白いだろうと、素晴らしいだろうと思って読み始めて、その期待をこれほど裏切られなかったことはない。

映画は、第2章の公開が来年1月末だという。この原作を、損なわずにあれだけの映画にしたのだから、第2章も大いに期待できる。と言うか、早く観たいよ!

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August 16, 2008

おそろし-三島屋変調百物語事始-

宮部みゆき最新刊「おそろし-三島屋変調百物語事始-」読了。

宮部みゆきの本には、「あやし」という、如何にも怪しそうな怪談そうなものもあるが、今回は、ずばり「おそろし」だ。

宮部みゆきの作品では、時代もののほうが好きな私は、現在「月刊現代」で連載されている「おまえさん」の単行本化というか物語完結を心待ちにしているが、いきなり本屋で出会ったこの「おそろし」も、宮部時代ワールドがたっぷり詰まっていて、かなり楽しめた。

何かに似ている、と感じたのは「震える岩」のシリーズに似て非なる感じを受けたからやもしれず。それでも、新しいキャラクターが登場したのは嬉しい。

この時代、流行病で人がいとも簡単に死んでしまうような、人の死がとても身近な時代であっても、やはり、人が亡くなる理由というのは様々で、それに囚われ、悩み、苦しんでいる人の心の中身を聞くことによって解いていく。そしてそこから人外のものへの挑戦。

流石は、宮部みゆき。二日かかったが、一気に堪能させていただきました!

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May 11, 2008

猫と針

恩田陸著「猫と針」読了。

読了、といっても、恩田陸の初戯曲が書籍化されたもので、とても短い。基本的に台詞だから。

本編の前に書かれている戯曲を書くきっかけと、巻末の日記が面白い。こんな導入で、こんな状況で書かれたものかと思うと二度読み、三度読みしていく楽しみもある。

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January 28, 2008

こころげそう

畠中恵の新刊「こころげそう」読了。

昨日の夜から読み始め、普段は単行本を通勤に携帯しない私であるが、読み進めたくて持って出て、昼休みも読んだ。

この小説は「小説宝石」で2004年から2007年にかけて掲載されたものらしい。らしい、というのは巻末にそう書いてあったからで、リアルタイムで追っていないからだ。「しゃばけシリーズ」は、小説新潮に現在再び連載中である。こちらは、とにかく追いかけているので自信を持って言い切れる。

畠中恵の小説は、短編連作という形が多いが、それは月刊である小説誌に連続だったり間欠であったりという格好で掲載されるからかもしれないな。

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January 09, 2008

ネクロポリス

恩田陸の「ネクロポリス」読了。

単行本の上下巻という、ボリュームたっぷりの「ネクロポリス」。

年明けから、結構電車に乗る時間が長かったので、その時間を利用して上巻を読んだ。

下巻は、憑かれたように一気に読んだ。

恩田陸特有ともいえる、独特の架空世界の話であるが、これがなかなか!


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October 08, 2007

100年経て

畠中恵の最新刊「つくもがみ貸します」読了。

「しゃばけシリーズ」も大好きだけど、この人の書く江戸の町人や商人、そして妖の世界がとても素敵で大好きだ。

「つくもがみ貸します」は、「怪」に掲載されている分だけ読んでいたので、今回こうして単行本になり通して読むと、なかなかかなりな満足感が得られた。

つくもがみとは、大切にされるべき名品であり100年無事に過ごして妖と化した付喪神のことである。

100年経る程大切にされれば、神様にもなれるというもの。そんな神様達を大事に使う主人公たちのために、大活躍する彼等は、かなり素敵な神様達である。

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August 21, 2007

木漏れ日に泳ぐ魚

恩田陸の最新刊「木漏れ日に泳ぐ魚」読了。まぁ、先週の話ではあるが。

先週の土曜日の「王様のブランチ」でも紹介されていたこの本。

引越し荷物が全て運び出された部屋で、男女が一晩語りつくすという、少ない登場人物の心の奥底まで洞察していくのが得意な、恩田陸ならではの秀逸な内容であった。

些か強引な展開も無いではないが、どんどん読み進めてしまっている間は気にならない。

最近、「上と外」のような壮大なスケールの作品より、こういった少ない登場人物の作品が多いけど、久しぶりに大長編が読みたいと思うのは、読了直後にしては贅沢な思いだろうか(笑)。

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August 08, 2007

楽園

宮部みゆきの新刊「楽園」読了。

「模倣犯」のスピンオフ作品である。「模倣犯」は、文庫になってから5冊を凄い勢いで読んでしまったが(読み進めずにはいられなかった)、この「楽園」も上下巻あるたっぷりの量があるけれども、結局3日で読んでしまった。

上巻はまだ気持ちに余裕があって、ゆっくり楽しもうという心持ちがあったのだが、読んでいくうちにそんな悠長なことは言っていられず、上巻を読み終えて、即、下巻にとりかかった。

「だったらどうすれば良かったのか」という、結論のない問いが重く残る作品ではあるが、最後にほっこりと温かくなれる救いのある内容だった。

夏休みのお供に、是非!

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June 01, 2007

ケータイで小説を読む

畠山恵の「しゃばけシリーズ」が好きだ。

主に、小説新潮で短編を発表しては、単行本になっていたが、今年は週刊新潮で連載をし、それが今月単行本になる。「ちんぷんかん」である。

この単行本に収録される短編のひとつが、今新潮ケータイ文庫で連載中だ。

この短編を読みたくて、新潮ケータイ文庫を読み始めた。

小説は本として読むものだと思っていた。先を早く読みたくて、ページを捲るのももどかしい、あの感覚が面白い小説を読む醍醐味だと思っていた。

が、意外に携帯で読んでも違和感がないのは、携帯で情報を得ることに慣れてしまっているからやもしれないな。ツールが何であれ、「しゃばけシリーズ」が面白いのには変わりはないし。

ただ、通勤電車で読む場合、電波状態によっては先に進めないのが難点ではある(苦笑)。

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